休みの日はハッピーなのに、日曜の夕方くらいから明日からの仕事のことで憂うつになる・・。
仕事のことが思い浮かんで寝つきが悪く、朝起きるのが辛い・・。
職場の人と上手くいかなくて、また今日も顔を合わせるのかと思うと地獄・・。
そんな状況に陥ってしまい、心身ともに疲れ切っていませんか?
筆者も人間関係がうまく行かず職場で孤立してしまい、毎日会社に行くのが地獄だった時期がありました。
仕事がデキなくて、上司から戦力外通告や左遷を言い渡されたこともあります。
そんな私でも今は元気に生きてこれています。
今が苦しくて仕方ない場合のご参考になればと、今回はその乗り越え方について記事を書きます。
仕事にやる気が出なくて当たり前の時代
働きたくないと思った経験がある人が84%という実態
仕事がつまらない、辛いと苦しんでいるのは何も自分だけではありません。
とある調査会社が10代から50代の働く男女1,000人を対象に調査したところ、働きたくないと思ったことがある人は、なんと84%にも上りました。最も多い理由が「人間関係がつらい」で196人だったそうです。
もはやほとんどの人に働きたくないと思った経験があり、会社で働きたくないと思うのはごく当たり前のことだと言えるでしょう。
この私も、今まで数えきれないほどズル休みをしています(笑)
仕事に熱意ある人の割合が世界最低のニッポン
ほとんどの人が働きたくないと思ったことがあるのが実態なのですが、諸外国と比較するとどうなのでしょうか?
日本人は昔から勤勉な国民性と言われてきましたが、その日本人でさえ働きたくないと思う人が多い。
それなら海外の人たちは、もっと働きたくない人たちで溢れかえってるのでは?と予想がつきます。
ところが、2022年の調査で驚くべき結果が判明しました。

米ギャラップ社がまとめた「グローバル職場環境調査」によると、仕事に対して熱意や職場への愛着を示す社員の割合がわずか5%と、調査した145か国の中で日本はイタリアと並んで最下位だったのです。
1位は米国で30%を超えています。
世界平均でも約23%となっており、日本は働く熱意が諸外国と比較して著しく低いことが分かります。
社会保険料の負担が増え手取りは減る一方、曖昧なままの人事評価基準、本人の適性に合わない配置転換など、この国や会社のシステムが旧態依然としたままで改善されず、私たち労働者の不満がたまっていることが要因かと思われます。
個人のがんばりや意識改革ではどうしようもない状況なのです。
世界で唯一給料が増えない国ニッポン
私たちが働きがいを感じにくくなっているのも、やる気を失う要因になっているかもしれません。
仕事を頑張ると給料が増えるなら、働きがいを感じて前向きになれるのですが、現在の日本では昇進しない限りいくら頑張っても給料が大幅に増えることはまずありません。
これは日本だけに当てはまる特殊な状況です。
実際に、諸外国はどんどん所得が増えているのに、我が国だけはこの30年間ほとんど増えていません。
下のグラフは世界の主要7か国の1991年から30年間の所得推移を示したものですが、アメリカやイギリスが3倍近く所得が増加している一方で、日本だけが1割ほどの増加にとどまっています。
世界はどんどん経済成長して豊かになっていくのに、日本だけが取り残された状態です。
それなのに税金は上がるばかり・・。そのため手取りが減って、ここ数年来の物価高もあり生活はどんどん苦しくなる一方です。
厚生労働省 統計情報・白書 コラム1-3-①図 G7各国の賃金(名目・実質)の推移より
頑張っても報われないこんな国に絶望すら覚えませんか?
仕事に熱意を持つ人の割合が世界最低となるのも頷ける状況に日本は陥ってしまっているのです。
精神疾患の患者数は600万人に。仕事起因で年間3,000人が自殺するニッポン
給料が増えない一方で、精神疾患に苦しむ人は年々大幅に増加しています。
下のグラフは2023年までの20年間の精神疾患を有する外来患者数の推移で、この20年で倍増していることが分かります。背景には高齢化による認知症の増加もありますが、仕事のストレスが原因の気分障害やうつ病などに苦しむ患者が大幅に増えていることが分かります。
厚生労働省 精神疾患を有する外来患者数の推移(年齢階級別内訳) 参考資料4よりhttps://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001374464.pdf
また、厚生労働省 「令和6年中における自殺の状況」の統計によると、職場の人間関係や過労などの勤務問題が原因で、2023年には2,900人近く、2024年でも2,500人以上の方が自殺で亡くなっています。
1日あたり10人近くの方が仕事の問題が原因で命を絶っている計算です。
仕事に多くの人が希望ややりがいを感じれたら、こんなことにはならないでしょう。
つまり、非常に多くの人たちが仕事で疲弊し、心を病んでしまい場合によっては死を選択している状況なのです。
こういった方々は、そこまで悩み苦しむほど仕事に真摯に取り組んできたはずです。
その人たちが犠牲になっている状況について、果たして個人の「弱さ」や「逃げ」として片づけてしまっていいのでしょうか?
会社や仕事が辛いのは「限界」のサイン
「会社に行きたくない」「働きたくない」と思うのは、前述のとおり昨今の就業環境からごく当たり前の感情だと申し上げました。
しかし、会社に行ったり仕事をするのが「辛い」となれば、これはいよいよ別問題になってきます。
もしこの感情がたびたび湧き起こるようだと、あなたの心身が悲鳴を上げている可能性があります。
無理して働けばいつか壊れる

仕事だけでなく何もやる気が起きない、朝起きるのが辛いなどの症状が出てくるとこれはいよいよ危険なサインです。
私は30代後半の頃にクラッシャー上司の元につき、毎日のように厳しい叱責に耐えながら仕事をしていました。
ストレスで身体中に蕁麻疹が出るようになってきましたが、毎日職場に向かいました。
その上司に就いて1年ほど経った頃からでしょうか?不眠に悩まされるようになり、何も頭が働かず働けなくなってしまったのです。
人間は機械のように働き続けることはできません。
会社や仕事が辛いと思うのを、絶対に「甘え」だと片づけないで下さい。
それは、あなたの心身が「悲鳴」を上げているのです。
自分の内側から発するサインに気づいてあげることが重要です。
メンタルは消耗品である
無理して働き続けて心を一度壊してしまうと、もう完全には元に戻ることはありません。
見た目では快復して元気そうに見えても、心の快復状態は他人には分かりませんので、復帰してしばらくすれば会社側はこれまでのようにたくさんの仕事を振って来るでしょう。
私も30代後半の時にクラッシャー上司によってメンタルを壊されました。
4ヵ月の休職を経て復職しましたが、メンタルが完全に元通りになることはありませんでした。
あれから10年経った今、当時の上司とはもう離れて会うことはありませんが、私自身は「また無理すれば壊れてしまうのでは?」という恐怖との闘いを強いられています。
こんなことになってしまわないよう、辛い気持ちを度々感じるようになったら、心や身体が壊れる前に仕事を休んでください。
壊れてから休むようではもう遅いのです。
まず休んで!命より大切な仕事なんてない
今の苦しみに耐える価値はあるか?
「良い苦しみ」というのは、その苦しみの先に自分の目指すものが明確にあって、自分の意志で今が踏ん張りどころとして「一時的」に経験するものです。
それとは反対に「良くない苦しみ」というのは、その苦しみの先に自分の目指すものが何もなく、周りの目や世間体を気にして「ただひたすら」に味わされるものです。
もし現在、仕事で苦しみを感じているのであれば、果たして何のために経験しているのか?乗り越えた先に獲得するものがあるのか?いったん見直してみましょう。
一流選手だって戦列を離れて休んでいる
我々とくに昭和生まれの世代は幼い頃から、学校は休まず通うことが美徳とされてきました。
熱が出て体調が悪くても登校することが当たり前でした。
学校を一度も休まず通った人には「皆勤賞」が与えられた時代です。
そのような教育を受けてきたため、心身に不調があっても会社を休むことに抵抗を感じる人や、休むことに罪悪感がある人が多い気がします。
ですが、そのような根性論はもはや時代遅れです。
一流のスポーツ選手だって調子が悪ければスタメンを外れます。
あの大谷選手でも今まで全試合フル出場してきたわけではありません。
常に自分のベストの状態を維持することなんて、一流選手だって不可能なのです。
心身に不調を感じたら、迷わず休みましょう。
無理して働き続ければいずれ身体を壊してしまい、回復するのに長い時間がかかり働くことができなくなってしまいます。
休むのも立派な「仕事」
あなたがどんなに会社に貢献したとしても、壊れてしまったあなたに会社は責任を取ってくれません。
会社はあなたの「成果」に対して報酬を出すだけの組織体に過ぎないのですから。
(成果に見合う正当な報酬なのかもいよいよ怪しい昨今ではありますが)
この先の勝負どころで最高のパフォーマンスを出せるように、身体や心の悲鳴に気づいたら迷わずしっかり休むことが大切です。
会社休んだら人生好転した~私が休職中に実行した2つのこと~
五感を大切にする
私は30代後半だった10年前、会社が辛くなって心身ともに限界を迎えました。
そこで心療内科で診断書をもらい、職場に提出して休職することになったのです。
まず私が行ったことは「1週間何もしない」ことでした。
これまで過酷なプレッシャーを連日職場で受けてきたので、自分の心を解放する必要があったのです。
初めの数日はやはり仕事のことが気になって休んだ気になりませんでしたが、1週間も経つと徐々に心が落ち着いてきました。
そしたら外に散歩に出かけるようになりました。
私は「花鳥風月」を愛でる生活がオススメです。
スマホやテレビ、パソコンといった情報媒体から離れて、自然の中に身を置くと本当に気持ちが安らぎます。
たとえ都会に住んでいたとしても、外に出るだけで日差しの暖かさや爽やかな風を感じることができますし、ちょっと電車に乗って河川敷や公園に足を運べば、生き物や植物の営みを目にすることができます。
小さな子どもたちが元気いっぱい遊んでいる光景も見かけることでしょう。
仕事に追われて疲弊していた頃には、そういう光景にも気づく余裕なんてなかったはずです。
時間を気にすることなく、精いっぱい花鳥風月を感じて下さいね。
心理的安全性を高める
資産運用を始める
私は休職中に散歩がてら図書館にも足を運びました。
自分が精神的に追い込まれてメンタル崩壊してしまった背景には、上司からの重圧ももちろんありましたが、自分で自分を追い込んでしまったことも原因だと分析してました。
というのは、勤め先の給料だけが生活の支えだったため、この職場で生き残れないと家族が路頭に迷ってしまうことになるため、「ここで耐えなければ後がない」と自分を追い詰めていたのです。
もはやメンタルを壊し会社を休むことになった以上、これから会社の給料だけに頼るのはハイリスクだと考えるようになっていた矢先、図書館でたまたま資産運用に関する本に出合ったのです。
銀行預金の利率よりもはるかに高いリターンが期待できること、もちろん暴落のリスクはあるものの長期・分散・積立の方法で投資をすればリスクは最小限に抑えることができることなどを知りました。
もちろん今後も会社員として働くつもりではあるものの、効率よくお金を増やす方法があることを知り、経済的な不安を感じていた私にはとても心強かったです。
それにしても、まさかこの私が80%のリターンを叩き出す投資家になれるなんて・・。
会社に行けなくなったあの時に出会った本が、その後の運命を大きく変えました。


